『シゴフミ』第1、2話雑感

シゴフミ―Stories of Last Letter (電撃文庫)

シゴフミ―Stories of Last Letter (電撃文庫)


たまたま見る機会があったので見てみました。
最初は第1話だけ試しに見てみるつもりだったんですが、
第1話のラストがあまりにもアレだったので2話も視聴…。


原作は1巻のみジャケ買いしたまま積ん読になってたりするのですが、
アニメのほうはかなり雰囲気違いますね。小説よりダークな感じです。
内容としては、個人的に巧い作りだなーと思いました。
フミカの届ける死後文から、翔太と明日奈の関係、
ロケットを作る屋上と、不穏なイメージが漂う階下のベッドのある部屋、
そして死後文の内容と、1話ラストのアレ…。
ここまで来ると察しの良い人は明日奈のバックヤードを
推測出来ると思いますが、自分が巧いなぁと思うのは死後文の使い方。
2話の冒頭、明日奈に死後文を渡さず、割りとあっさり退くフミカ。
で、翌日もしくは数日後に再び“別の”死後文を届けに来るフミカ。
コレを見たとき「あぁフミカはこの展開を読んであっさり退いたんだな」
「彼は彼女宛に死後文を書くだろうと予想していたんだな」
と深読みだか浅読みだかをして感心してしまったわけです。


そして、最後に届けられる彼女から彼女への死後文…


あまり救いのない話といえば、救いのない話ですが、
こういうのも嫌いじゃないので、機会があればまた見てみたいと思います。
それにしても何でいきなりキャラ原案が黒星紅白さんなんだろう…?