『シゴフミ』第1、2話雑感
シゴフミ―Stories of Last Letter (電撃文庫)
- 作者: 雨宮諒,ポコ,湯澤友楼
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 2006/10
- メディア: 文庫
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たまたま見る機会があったので見てみました。
最初は第1話だけ試しに見てみるつもりだったんですが、
第1話のラストがあまりにもアレだったので2話も視聴…。
原作は1巻のみジャケ買いしたまま積ん読になってたりするのですが、
アニメのほうはかなり雰囲気違いますね。小説よりダークな感じです。
内容としては、個人的に巧い作りだなーと思いました。
フミカの届ける死後文から、翔太と明日奈の関係、
ロケットを作る屋上と、不穏なイメージが漂う階下のベッドのある部屋、
そして死後文の内容と、1話ラストのアレ…。
ここまで来ると察しの良い人は明日奈のバックヤードを
推測出来ると思いますが、自分が巧いなぁと思うのは死後文の使い方。
2話の冒頭、明日奈に死後文を渡さず、割りとあっさり退くフミカ。
で、翌日もしくは数日後に再び“別の”死後文を届けに来るフミカ。
コレを見たとき「あぁフミカはこの展開を読んであっさり退いたんだな」
「彼は彼女宛に死後文を書くだろうと予想していたんだな」
と深読みだか浅読みだかをして感心してしまったわけです。
そして、最後に届けられる彼女から彼女への死後文…
あまり救いのない話といえば、救いのない話ですが、
こういうのも嫌いじゃないので、機会があればまた見てみたいと思います。
それにしても何でいきなりキャラ原案が黒星紅白さんなんだろう…?